水でまかなわれている生体内の生態活動
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■ 水の役割り重要POINT1.
完璧なる物質への逆流防止メカニズム
経口で摂取したものが、消化吸収ルートを通り排泄されるまでの経路では、すべての物質
は逆流することがない。
この逆流防止メカニズムを担っているのが、「生体水の世界」である。
人の生体水では、下記のように大きく分けて4種の異なる水分子の大きさが存在する。
健康な状態であれば、各部位で水分子の粒子の大きさは、きれいに揃い整えられている。
この水分子の粒子の異なりによる圧力差により、完璧に逆流が防がれている。
水分子粒子の小さいゾーンから、細胞が取り込もうとするもののみが、この細胞による界
壁を通過することができるのである。
水分子の大きさ
大 @細胞間液 口
↓
食道
↓
食物を消化 胃
↓
消化分解されたすべての十二指腸:普通水を微粒子化し、物質を微粒子化された生体水の粒子に整える。
↓
小腸〜直腸 :腸壁細胞の界壁側から必要物質のみが取り込まれる
↓
A血液 腸壁の毛細血管
↓
各血管血液中 → 必要部位へ
↓
毛細血管
↓
Aリンパ液 毛細リンパ線 → 必要部位へ
↓
毛細血管
↓
C細胞液 細 胞 内 へ :細胞膜界壁側から、必要物質のみが取り込まれる
■ 水の役割り重要POINT2.
必要な物質を、そのはたらき力を崩すことなく必要部位(細胞)まで届ける。
経口で摂取した物質や、体内生産された物質を微粒子化し、結集カに優れる水分子からな
る水の器に包み、その物質のはたらきカを崩すことなく(酸化されず)運搬している。
また、大きさの異なる水分子の何重もの層は、崩れることのない精妙な水の層であり、各
層の水分子の大きさと同じ生体水ゾー、ンに入った時、初めてその水の器が解かれることになっている。
同じ大きさの水分子の粒子からなる生体水ゾーンに入り、そのゾーンの生体水に伴う水分
子が融和され、水の器が一層ずつ解かれるのである。
■ 水の役割り重要POINT3.
必要でない物質や危険物質は水の器に包まれ、確実に体外に排出される。
健康な生体水では、不要とされた物質は水の器に包まれ、確実に排出されている。
十二指腸で水の器に包まれた物質は、小腸〜直腸の腸壁細胞のセンサー機能により分別さ
れている。また、必要なものを取り込み、必要でないものは水の器に包まれていることに
より、どの部位にも付着することなく、排出されるようになっている。
このように健康な状態の生体内では、「必要でない物質」「危険物質」と判断された物質
は、水の存在により、確実に体外に排出されているのである。
■ 水の役割り重要POINT4.
生体内で重要な(精妙なはたらきを担っている)部位の修復作業は水が行っている。
1.遺伝子の修復・複製と細胞小器官の修復
○ 合成時の架橋材的役割を持つ塩基類の修復
○ 細胞小器官の膜組織(小胞体・ゴルジ体など)の修復
2・脳全体の管制塔役である小脳と、情報伝達機能を担っている各部位の脳細胞の修復
3.重要な部位で外気と接している粘膜細胞の修復
○ 日の瞼根腺・角膜・結膜
○ 鼻咽頭細胞
○ 涙腺・涙管
4.全身の神経組織細胞の修復
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